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○県立女性センター
震災後、心の悩みや生活の問題など様々な相談を受付、震災後1か月間での受付件数2,450件(1日平均約95件、相談のピークは1月30日、31日、約250件前後の相談が殺到し、女性問題カウンセラー、弁護士がその対応に追われたと報告されている。
(主な相談内容:7.1.23〜8.1.31)
行き方・生活不安 1,811件 労働関係 593件 その他 3,914件
人間関係 1,362〃 就労情報 5,769〃 計 16,758〃
心とからだの不安 1,154〃 法律関係 5,152〃
○被災者福祉なんでも相談
各種の福祉対策や制度に熟知した県福祉事務所職員を配置、また、情報収集にハンディのある障害者の専用電話、ファックスも設置(震災後1ヵ月間、24時間体制)、相談受付件数、3,862件(1/24〜3/14)
主な内容「行政等による各種の援助金」「義援助・援助物資」「住宅の確保」及び「障害者に関わる相談」等

 

上記の以外にも、各分野において震災に関する各種の相談活動が実施されている。
次表は、「兵庫県の1年の記録「緊急対策の記録」」より、県段階における主な相談窓口の開設状況を整理したものである。

 

避難所における救援対策現地本部の設置(各種相談対応)
設置期間等:1月22日〜(24時間体制)、3月11日〜(12時間体制)、6ヵ所(神戸5ヵ所、西宮市、芦屋市)、県職員 3人
相談件数:延 6,516件(7.6現在)、最大時1日 234件(1.2)
医療件数:延12,495件(3.31現在)、最大時1日 547件(1.2)
物価安定対策(相談体制の強化) 物価ダイヤルの増設、1月24日〜12月31日 相談件数 673件
高齢者、障害者の援護:緊急生活援護部福祉サービス班の設置(1.22)
介護支援チームの派遣(各避難所を巡回し、介護に関する相談・助言や介護サービスの提供 2.11〜4.27)、緊急一時入所高齢者及び障害者 1,177人(6.6現在)
被災児童等の援護:
・被災児童福祉相談(1.19〜児童相談所5ヵ所)相談件数〜3末431件、〜8年1月末現在753件
・被災児童の心の相談事業(3.11〜)避難所529ヵ所を巡回59件の相談指導
中小企業総合相談所の開設
実施期間1月25日〜 実施場所3ヵ所(神戸、淡路、阪神地域)、相談件数16,350件(最大時1日 531件(1.26))(8.1.5現在)
雇用に関する特別相談窓口の開設
実施期間 1月23日〜 実施場所 県内の公共職業安定所、相談件数 62,484件(8.1.31現在)
保険相談の実施
・避難所等での巡回健康相談:避難所での相談 実施期間 1月20日〜8月22日、相談件数 22,588件
仮設住宅訪問指導 〃 2月20日〜 〃 20,460件
一般家庭訪問指導 〃 2月4日〜 〃 18,562件
・避難所等での巡回栄養相談:避難所での相談 〃 2月1日〜 〃 4,080件
仮設住宅訪問指導 〃 2月20日〜 〃 5,744件
(相談件数はいずれも12.31現在)
被災者電話教育相談の実施 実施期間1月30日〜3月31日、相談件数 991件(最大時1日 116件(1.30)
災害を受けた子供たちの心の理解とケア事業の実施
実施期間 2月20日〜3月24日、相談件数 263件(最大時1日23件(2.20及び3.1))
住宅防災相談所の開設
実施期間 2月6日〜15日 実施場所 西宮、宝塚、芦屋、川西、明石の各市
(注:以上 阪神・淡路大震災−兵庫県の1年の記録「緊急対策の記録」より)

 

 

 

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